1-1中小テナントと大型テナントとの違い


 中小テナントと大型テナントでのコストの違いメリットデメリットについてお話します。

 

 大型テナントの場合、スケールを利用した圧倒的な物量で攻めることができます。

 そして坪単価についても、例えば料理をお客様にアラカルトで提供するよりコースで提供したほうがリーズナブルに提供できるように、1日で終わる工事よりは工事量が多い方が内容的にはリーズナブルな提供がしやすくなります。

 

 このため、中小テナントと比較し坪単価を抑えることが可能になります。但し大型テナントの一等地の場合、中小テナントより家賃の単価が割り高になる場合があります。大は小を兼ねるの通り、中小テナントでは演出できない店作りが出来る点と物件数が少ないという希少性という付加価値が金額に反映しているためです。

 

 そして最大のデメリットは、坪単価のコストは抑えられても絶対的な予算がかかると言うことです。仮に10坪500万の店舗を20坪で施工した場1,000万にはなりませんが、700.800万とかかってしまいます。この200.300万の差と家賃の差が計画に沿うものか見極めるのが大切です。

 

 

 中小テナントの場合のメリット、デメリットはこの逆と考えて下さい。

 大型店と比較し、工事の坪単価に割り高感は出てくるかもしれません。そうなると中小テナントにメリットが無いように思えますが、そんなことはありません。

 大型テナントに比べ、圧倒的に中小テナントのほうが不動産物件数が多く自分が出店したいと思うスタイルに合わせ物件を選べる余地が出てきます。これはかなり重要なポイントです。

 

 当然30坪で30万の家賃でリスクがあるより、15坪で家賃15万のテナントの方が出店しやいということがいえます。もちろん、スタイルにあえば一等地物件でなくても良いでしょう。

 

 この初期投資の工事費や固定経費の家賃費用を抑えることが出来れば、毎月の出費が1万でも2万でも安く済みます。これが5年10年後の総支払額を考えるとかなり大きな金額になります。

 この絶対的予算を低く抑えることが、経営を安定させる大切な要素のひとつです。

  

 お店のコンセプトに沿った適切な坪数はありますが、初めて出店される場合、個人で出店される場合には特に中小テナントでの出店をお勧めします。

 初めての開業で手硬く計画する方もいれば、夢を膨らませすぎ必要以上に広いテナントを借りる方も多く見られます。こういったケースでは夢にしばられ、アドバイスが耳に入らない方が殆どです。 結果収支バランスがたもてず、残念ながら閉店となるケースが多くあります。