1-3テナントの設備をチェックしよう!+<ひとりごと2>


 テナントを借りる際、立地・商圏・家賃等の条件が重要ですが、ガス・水道排水・電気・空調の設備や建物の構造についての確認も重要です。出店のスタイルによっては、出来れば備わっていた方が良い設備もあります。

 特に厨房機器の多い業態では、電気容量もガス容量もそれなりに必要になってきます。物件に依っては、現況で希望容量がまかなう事の出来ない物件も多くあります。電気やガスの容量を増やすに当たり、どれくらいのインフラ工事が必要になるのか大きな目安だけでも確認しておきたいものです。時間や費用をバランスのあった状況で投資すればまかなえる物件なのか、時間費用額の投資が現実的では無い大きな物件なのか大筋をつかむ事が大切です。又、物理的に増設工事ができない状況もありますのでこれも注意が必要です。

 

 設備インフラだけではなく、厨房排気もクリアする課題の多い設備といえます。

 以前依頼を受けた際の実例です。工事依頼をうけ、施主と共に現調にいったところ、厨房排気を出せるスペースの無い部件でした。隣地建物との隙間が10センチと無く、道路に面した入り口面にしか出すところがありませんでした。しかし建物の構造上入り口面には防火シャッターが施されており、厨房排気は設けられないという結果になりました。

 ここでさらに残念なのが、すでにこの物件で賃貸契約を結んでしまっていたことです。解約し他の物件で開業はされましたが、やはり時間と費用のロスは出てしまった事になります。

 

 テナント選びはコンセプトにあった立地がもっとも大切な要素の1つといえます。又多少のインフラ増設工事の発生は少ない話ではありませんが、それが現実的であるか否かを把握しバランス良い物件探しが大切です。

 

 

 

 

<ひとりごと2>

 

 テナント選び開業の大切な要素のひとつです。

 出来ることであれば、専門家である内装業者に相談しながら判断していくのが望ましいといえます。内装業者も、実際に現場を見るまでは具体的且つ適切なアドバイスは出来きないものです。

 

 このとき、相談に応じてくれない業者や適切なアドバイスができない業者は避けるのが懸命でしょう。そういった相談に応じるには調査に手間がかり、又適切なアドバイスするにはそれなりの経験と知識が必要になります。調査を面倒と感じたり、知識不足の業者がいることも事実です。見積りの金額だけではなくこういった側面から業者選びをすることも併せて大切な要素となります。

 

 又本章でふれた、備わったいた方が良い設備を一般的には1次側設備といいます。これは家主側の区分となりますが、現在現実的には家主側が増設費を負担してくれる事はなかなかありません。貸したい側と借りたい側の強気度にもよりますが、全く相談の余地が無いわけではありません。少なくとも増設工事に当たり、家主さんや不動産屋さんとの確認作業は発生しますので費用負担は別としても協力的に相談を聞き入れてくださる家主さん不動産屋さんか否かもスムーズな開店に向けて影響のあるポイントです。